セブ島旅行で失敗しないためのカギは、「どのエリアに泊まるか」を見極めること。
同じ“セブ”でも、ビーチが楽しめる場所もあれば、まったく海に面していない都市部もあり、選ぶエリア次第で旅の満足度が大きく変わります。
この記事では、セブ本島・マクタン島の主要6エリアを網羅的に紹介。さらに、エリアごとの比較表やホテル予約前に知っておきたい注意点も解説します。
セブ島とマクタン島の違いをチェック!

◆ セブ本島(Cebu Island)とは?
セブ市を中心に発展した都市エリア。ショッピングモールやレストランが集中し、語学学校やオフィスも多いため、留学・ビジネス・長期滞在者に人気です。海はあるものの、海水浴やリゾート感は期待できません。生活の利便性は高く、リーズナブルなホテルも充実しています。
- メリット:生活インフラが整っている/安宿や中級ホテルが多い
- デメリット:海やリゾート感は乏しい/渋滞が多い
◆ マクタン島(Mactan Island)とは?
空港のある島で、ビーチリゾートが点在。海沿いには高級ホテルやダイビング拠点が多く、観光・バカンス向き。ホテル価格はやや高めですが、リゾート気分を味わいたい人には最適です。
- メリット:ビーチやマリンアクティビティが楽しめる/観光に便利
- デメリット:都市部より物価が高く、買い物や外食はやや不便
【比較表】あなたに合うのはどのエリア?ホテル選びの早見表
エリア名 | 向いている人 | 海の近さ | ホテル価格帯 | 買い物・食事の利便性 | 雰囲気 |
---|---|---|---|---|---|
①セブシティ | ショッピング・観光重視、長期滞在者 | ✕ | 安〜中級 | ◎ | 都市的・賑やか |
②マンダウエ | コスパ重視・移動派 | ✕ | 安〜中級 | ○ | ローカル・中継地感 |
③バニラッド/タランバン | 留学・のんびり派 | ✕ | 中級 | △ | 静か・住宅街 |
④マリゴンドン/マリバゴ | 海リゾート満喫派 | ◎(ビーチ前) | 中〜高級 | △ | 南国リゾート感◎ |
⑤コルドバ | 穴場志向・静かな滞在希望者 | ○ | 中級 | △ | 静か・発展途上 |
⑥タミヤ | 移動重視・短期旅行者 | △(少し遠い) | 安〜中級 | ○ | ローカル+観光 |
【セブ本島のエリア紹介】
①セブシティ(Cebu City)

photo by DOT
ショッピング・観光・生活利便性すべてが揃う中心エリア
セブ最大の都市で、大型モール(アヤラセンター、SMシティ)、ITパーク、歴史建造物が集中。グルメも豊富で、日本食や韓国料理、カフェなど多彩な食事が楽しめます。語学学校も点在し、留学生やリモートワーカーの拠点にも。
- おすすめポイント:移動・食事・買い物すべて便利/Wi-Fi環境や英語が通じやすい
- 注意点:渋滞が深刻で空港まで1時間以上かかることも/海水浴には不向き
②マンダウエ(Mandaue)

photo by SM Seaside City
セブ市と空港の中間地点。交通利便性&コスパ重視ならここ!
工業都市として発展したマンダウエは、観光スポットは少ないものの、空港と市街地の中間にあるため移動に便利。安めのビジネスホテルも多く、交通拠点として活用しやすいエリアです。
- おすすめポイント:空港も市街地もアクセス良好/渋滞を回避できる場合もあり
- 注意点:観光要素が乏しく、ローカル色が強い
③バニラッド・タランバン(Banilad / Talamban)

photo by KMC Savills
語学留学や長期滞在者に人気の郊外型エリア
セブ市北部に位置し、語学学校や外国人向け住宅が多い静かな住宅街。中心部の喧騒を避けたい人、生活ベースでの滞在を求める人に人気です。ホテルよりもコンドミニアムやアパートが主流。
- おすすめポイント:生活拠点に最適/カフェや小規模モールも点在
- 注意点:観光や海へのアクセスが不便/移動は基本的にタクシーかGrab
【マクタン島のエリア紹介】
④マリゴンドン・マリバゴ(Marigondon / Maribago)

photo by DOT
セブらしい南国リゾートを味わいたいなら迷わずここ!
マクタン島東側にあるリゾートエリアで、白砂ビーチ、高級スパ、マリンアクティビティが豊富。アイランドホッピングの出発地にもなっており、観光客にも人気。高級ホテルが多いですが、比較的手頃なリゾートもあります。
- おすすめポイント:南国リゾートの雰囲気を満喫/カップルや家族旅行にも◎
- 注意点:物価は高め/周辺に大型モールは少ない
⑤コルドバ(Cordova)

photo by DOT
静かにのんびり過ごしたい人向け。今後注目の新興エリア
マクタン島の南端にあるエリアで、観光地化されていない静かな環境が魅力。2022年にはセブ本島とコルドバを結ぶ「CCLEX(Cebu–Cordova Link Expressway)」が開通し、今後のアクセス向上・開発が進むと見られています。
- おすすめポイント:ローカル感を楽しめる/静かな滞在に◎
- 注意点:施設はまだ少なめ/交通手段が限られる
⑥タミヤ(Tamiya)

photo by Expedia
空港至近で短期旅行や乗り継ぎにも便利な滞在拠点
空港から車で10〜15分の場所に位置する便利な市街地。ローカルなマーケットやレストランも多く、短期滞在者向けのコスパ重視ホテルも揃っています。
- おすすめポイント:移動が楽/スーパーやレストランも豊富
- 注意点:海は遠く、リゾート感は控えめ
【ホテル予約前に知っておきたいセブの事情】
- セブ市にビーチはない
→ 海はありますが、海水浴やリゾート滞在には適していません。マクタン島の海沿いホテルを選びましょう。 - 渋滞が日常的
→ フライト前後は空港近くのホテルを選ぶのがおすすめです。セブ市から空港までは1時間以上かかることも。 - 格安ホテルは設備差が大きい
→ 水回りや清掃状態に注意。レビューをしっかりチェックしましょう。 - 中長期滞在ならコンドミニアムも◎
→ キッチンや洗濯機付きで生活コストを抑えられます。 - リゾート価格にばらつきあり
→ 高級ホテルばかりではなく、手頃な価格帯のリゾートも多数(特にマリゴンドン周辺)
まとめ:目的に合ったエリアを選べばセブ旅行はもっと快適に!
セブ島は「どの島に泊まるか」ではなく、「どのエリアに泊まるか」で快適さが大きく変わります。
ショッピングや市街地の便利さを優先するならセブ本島、海やリゾート気分を満喫したいならマクタン島を選びましょう。
旅の目的にぴったりのエリアを選んで、セブ滞在を満喫してください!