
クアラルンプール国際空港は、KLIA T1(第1ターミナル)とKLIA T2(第2ターミナル)に分かれています。
フルサービスの航空会社はKLIA T1、LCC(格安航空)はKLIA T2を使うことが多く、乗り継ぎなどでターミナル間を移動する機会も少なくありません。
そんなときに便利なのが、「KLIAエクスプレス(KLIA Ekspres)」と「KLIAトランジット(KLIA Transit)」。
一見どちらも同じように見えますが、実は停車駅が異なり、乗り間違えると市内に行ってしまうことも。
この記事では、実際に筆者が利用した体験をもとに、KLIAエクスプレス・トランジットの違いや、乗り方、注意点を詳しく紹介します。
KLIAトランジットとエクスプレスの違いを簡単に整理
両方とも、空港〜KL Sentral(市内中心部)を約35分で結ぶ鉄道です。
ただし、停車駅や主な利用目的が異なります。
| 路線名 | 停車駅 | 主な利用目的 | 所要時間(KLIA2→KL Sentral) |
|---|---|---|---|
| KLIAエクスプレス | ノンストップ(KLIA T2→KLIA T1→KL Sentral) | 空港から市内への直行 | 約33分 |
| KLIAトランジット | 途中駅に停車 (Salak Tinggi / Putrajaya & Cyberjaya / Bandar Tasik Selatan) | 通勤・空港間移動・近郊利用 | 約39分 |
ターミナル間を移動する場合、運賃はわずか2RM(約70円)、乗車時間は約3分です。
KLIA⇔KLIA2の移動で注意すべき点
ここが一番のポイント!
KLIA T2→T1方向は安心ですが、KLIA T1→T2方向は注意が必要です。
KLIA T2 → KLIA T1はどちらの電車に乗ってもOK

KLIA T2は終点なので、トランジットもエクスプレスも必ずKLIA T1に停車します。
KLIA T1で降車すれば、市内に直行してしまう心配はありません。
KLIA T1 → KLIA T2は要注意!

KLIA T1出発の場合は、行き先に要注意!
逆方向に乗ってしまうと、エクスプレスだとそのまま市内(KL Sentral)へ直行してしまいます。
ターミナル移動のつもりで乗ってしまうと、気づいた時にはもう市内方面…というケースも。
KLIA T1では、同じホームから各方向の電車が出るため、電光掲示板の行先表示を必ず確認しましょう。
ターミナル移動の場合は、「KLIA T2」と表示されている列車に乗れば安心です。

KLIAトランジット・エクスプレスの乗り場案内
KLIA T1(第1ターミナル)駅の場所

KLIA T1では、レベル1がKLIAエクスプレスの乗り場になっています。
「KLIA ekspres」の案内表示があるので、エレベーターかエスカレータ―で移動してください。
改札口の先がホームになっています。
KLIA T2(第2ターミナル)駅の場所

KLIA T2の乗り場は、上の地図の通りです。
到着ロビーから出て真っ直ぐ進み、ユニクロやH&Mを過ぎて中央方向へ曲がると、斜め前に乗り場があります。

チケット購入方法(キオスク端末の使い方)
チケットは、券売機(キオスク)で簡単に購入できます。
クレジットカード・電子マネーに対応しています。
キオスクでの購入手順
①タッチパネルで行き先を選択

②乗車人数を選択

③支払い方法を選び、カードを挿入またはタップ

④QRコード付きのチケット(レシート状)が発行される

このQRコードを改札機にかざせばOKです。
KLIA T1⇔T2間の運賃は2RM(約70円)と安いので、券売機での購入がお手軽です。
市街地まで行く場合は、約10%割引があるので、KlookやTrip.com経由でオンライン購入がおすすめです。
運行スケジュール

- 運行時間:朝5:00〜深夜0:00ごろ
- 運行間隔:おおむね20分ごと(ラッシュ時は15分間隔)
- 詳細なスケジュールは公式サイト:https://www.kliaekspres.com/schedule/
まとめ|ターミナル間の移動に便利なKLIAエクスプレス/トランジット
KLIAトランジットとエクスプレスは、どちらも便利ですが、目的によって乗り分けるのがおすすめ。
- 市内へ最速で行きたい → KLIAエクスプレス
- ターミナル間を移動したい、または途中駅を利用 → KLIAトランジット
特にKLIA T1→T2へ移動する際は、行先を間違って市内に直行しないよう注意しましょう。
短い区間でも、案内表示をよく確認してから乗車するのがポイントです。
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